NICONICO(にこにこ)
田原本の児童発達支援・放課後等デイサービス
感覚・運動遊び

泡スライム、ゆび絵の具、砂遊び

ベタベタ、サラサラ、つるつる、ザラザラetc…
感触ってたくさんありますね。

好きな感触は心ゆくまで、苦手な感触はお試し程度で十分。
子どもの満足度が上がればチャレンジする意欲につながり、その分たくさんの経験ができます。

にこにこさん
にこにこさん
嫌なことは大人だって嫌でしょ?
嫌なことを子どもに強要するのはNGなのです。

感触だけでなく、音や匂い、視覚などの感覚も大事です。
心地良い感覚と苦手な感覚を見極めながら、子ども1人ひとりに合った療育を心掛けています。

泡スライム

ぶどう組では、泡スライムを作りました。
ただのスライムは手にベチャ~っとくっつくので、ベタベタの感触が好きなお子様には人気ですが、苦手な場合もありますね。

今回は、スライムを作る時に石鹸を入れることで、あまり手にくっつかない不思議なスライム、泡スライムを作りました。

泡スライムの作り方
  1. PVA入り洗濯のり(50cc)と水(50cc)を混ぜ合わせる
  2. 絵の具を入れて色付けをする
  3. 泡ハンドソープ(3~5プッシュ)を入れる
  4. ホウ砂水(25mlに2g)を入れて混ぜる
    ※今回作った時の分量です。ご家庭で作る場合の参考にしてくださいね。

スライムの感触を楽しむだけでなく、自分で作ることも楽しみの1つです。
友だちと協力したり順番を待ったり、遊びの中で自然とルールも覚えていきます。

ハンドソープを入れるのが楽しかったようです。
普段は手洗いの時に使うものなので、なんだか不思議な感じがしたのでしょうね。

不思議な感じ冒険のようなワクワク感が、新たな遊びへとつながっていきます。

手で混ぜ合わせていくと、あれあれ?
なんと手にひっつきません!

伸び~る伸び~る!
どんどん伸びる!

出来上がった泡スライムは、大事にお家に持って帰ってもらい、「あれから毎日スライムを取り出しては遊んでいます」との嬉しいお言葉もいただきました。

ゆび絵の具

これまたぶどう組の活動になりますが、ゆび絵の具をしました。

ゆび絵の具というのは、筆などの道具を使わず、水で薄めずに指や手で触って遊ぶ、泥んこ遊びのような感覚で遊べる絵の具です。
もとは子ども達の精神を安定させるセラピーとして始まったのだそうです。

導入で、絵の具の色がたくさん出てくる絵本「いろいろいろのほん」を見てから風船を出し、風船に指で絵の具を塗ることを促していきます。

導入は、活動に入る為の前段階。
子ども達が遊びに興味・関心を持つかどうかで、その後の活動への集中具合が変わります。
導入の内容は様々ですが、目的は遊びへのワクワクを感じてもらうことなので、長過ぎず簡潔にわかりやくすくを心掛けています。

風船をふくらまして少し遊んだ後、本物の絵の具の登場です。
たくさんの色を見せて「何色かな?」と子ども達に問い掛けながら、次の工程へと進みます。

まずは、職員が実際に指に絵の具をつけて見本を見せました。

指に絵の具をつくのが嫌な子、ベタベタの感触が苦手な子もいるので、1人ひとりの反応を大事にしながら進めていきます。

今回は、みんな指に絵の具がついても大丈夫なようだったので、自分でふくらませた風船に好きな色をつけてもらいました。

感触が苦手な子がいる場合は道具を使うこともありますが、すぐに手が拭けることがわかると安心して取り組める子もいます。

風船作りの後は水遊び。
色をつけた風船を的にして、水鉄砲で狙い撃ちです。
水性なので、水できれいに色も落ちていきます。

カラフルだった風船が次第にもとの風船へと戻っていき、きれいサッパリ色が落ちると、なんだか達成感が湧いてきます。

最後に壁に飾るための花火もゆび絵の具で作ってもらいました。

壁の飾りがカタツムリさんから花火へと変わるように、季節の移り変わりも感じてもらえれば…と思います。

砂遊び

めろん組では、砂遊びをしました。

砂の中にキラキラ石を埋めて宝探し✨
埋めては探す工程が楽しくて、何度も楽しみます。
たくさん見つけたキラキラを並べてみました。

宝探しの後は、桶からお砂を出してお山作り。
お山に穴を掘ってお家作り。
お家の中にはお人形がいっぱい!

実は、始めはトンネルを掘ろうと促したのですが、本人はあまり興味を示さず、お家を作ることを提案してくれました。

大人の発想でプログラムを考案していますが、遊びの途中で子どもが違う発想を思いついたら、そこから遊びを発展させています。
自分の発想が認められる喜び、発展して更に楽しくなる遊び、そんな経験が自分の思いを伝えられる力につながっていくので、とても大事にしています。